アメリカ大学院への留学について調べていると、よく「TOEFL iBT」という言葉を見かけますよね
TOEFL iBTはEducational Testing Service (以下、ETS)が提供している「英語圏外の留学生を対象とした英語テスト」ですが、みなさんはTOEFL iBTについてしっかりと理解したうえで準備・対策をしていますか?
もし、TOEFL iBTについて何も知らずにアメリカ大学院への留学準備をしてしまうと、あとで後悔してしまうかもしれません…
この記事では「TOEFL iBT対策をする時に陥りがちな9つの間違え」をアメリカでPhDとMPHをとった”ゆじろべえ”が紹介します
この記事を最後まで読んでくれた方は
- アメリカ大学院の入学申請の際のTOEFL iBTに関する注意点
- TOEFL iBT対策の際の注意点
がわかりますよ
アメリカ大学院への留学準備をいまから始めようとしている方はもちろん、もう既に始めている人もぜひ最後までご覧ください
少しでも参考になれば嬉しいです
間違い#1:アメリカ大学院に入学するためにTOEFL iBTスコアが必要
日本人留学生を含む英語圏外の留学生がアメリカ大学院に入学申請する際に英語スキルを証明する必要がありますが、必ずしもTOEFL iBTスコアが必要とは限りません
TOEFL iBTスコア以外にも、下記の3つの方法で英語スキルを証明することができます
- IELTSスコア
- Duolingo English Testスコア
- 大学にあるESL(English as a Second Language;語学クラスのようなもの)の修了証
IELTSスコア
「IELTS(読み方:アイエルツ)」はTOEFL iBTのような英語テストです
アメリカ大学院の多くがIELTSスコアを英語スキルの証明方法として採用しています
TOEFL iBT同様、IELTSも「Reading」、「Listening」、「Speaking」、「Writing」の4つのセクションから構成されています
しかし、TOEFL iBTとIELTSには大きな違いがあります
例えば、
TOEFL iBT | IELTS | |
---|---|---|
英語の発音や単語の違い | アメリカ英語 | イギリス英語 |
テスト受験方法 | PC | ペーパー |
Speakingセクションの解答方法の違い | 対PC | 対面接官 |
これらの違いをひとつとっても、みなさん得意・不得意があると思います(ゆじろべえはイギリス英語に対して苦手意識があります…)
この得意・不得意がスコアに影響することもあるので、いきなりTOEFL iBT対策を始める前に自分にはどちらのテストが適しているのか考えてみましょう
Duolingo English Test スコア
「Duolingo English Test」はTOEFL iBT/IELTSのような英語テストです
TOEFL iBT同様、Duolingo English Testも「Reading」、「Listening」、「Speaking」、「Writing」の4つのセクションから構成されています
TOEFL iBTとの大きな違いとして、Duolingo English Testは「オンライン受験方式」や「低価格」などが挙げられます
注意!!:Duolingo English Test スコアを英語スキルの証明方法として採用していない大学院も多く存在するので、必ず希望するアメリカ大学院の学部の入学者選抜要項(Admission/Application Requirements)を確認してください
ESLの修了証
ESLとは英語”非”ネイティブスピーカーを対象にした語学クラスです
授業は全て英語ネイティブスピーカーによって行われるので、英語を「英語」で学ぶことができます
語学レベルに合わせてクラス分けをするので、英語に苦手意識を持つ方でも安心して授業を受けることができますよ
留学先の大学院にESLがある場合は、ESLの修了証を英語スキルの証明方法として採用している可能性があります
TOEFL iBT/IELTSのようなテストが苦手な方で時間的・金銭的に余裕がある方は一考の価値ありです
日本人留学生でも英語スキル証明の特例処置有り?
英語圏外の留学生でも、上述の英語スキル証明無しでアメリカ大学院への入学申請をすることができます
例えば、英語圏の大学(Bachelor’s Degree)や大学院(Master’s Degree)を卒業・修了している方は、英語スキル証明無しでアメリカ大学院への入学申請が可能です
留学希望先の学部の「Admissions/Application Requirements」を必ず確認
アメリカ大学院への入学申請時に必要な英語スキル証明方法は留学先の大学院によって大きく異なります
また、英語スキル証明方法は希望する大学院の学部によっても違いがある場合があります
アメリカ大学院へ留学するための準備を開始する際は、希望する学部の入学者選抜要項(Admission/Application Requirements)を必ず確認してくださいね
間違い#2:TOEFL iBT対策専門の学校に通う必要がある
結論からお伝えすると、目標のTOEFL iBTスコアを獲得するために「TOEFL iBT対策専門の学校に通う必要はない」、とゆじろべえは考えます
アメリカ大学院への留学を目指している方から、「TOEFL iBTは独学でスコアアップできない」「TOEFL iBT対策には専任講師のサポートが必要」などの意見をよく耳にします
TOEFL iBTはテストの最初から最後まで全て英語ですし、テスト内容もアカデミア寄りですので、TOEFL iBTビギナーの方は難しいなと感じることでしょう
しかし「TOEFL iBT対策専門の学校に通う必要があるのか」と聞かれたら、ゆじろべえは「TOEFL iBT対策専門の学校に通わなくても、目標のTOEFL iBTスコアを獲得できます!」とお答えします
なにしろゆじろべえもTOEFL iBT対策専門の学校に通わなかった「TOEFL iBT独学派」でした
費用をあまり掛けずに質の高いTOEFL iBT対策方法を模索して実践することで、英語”非”ネイティブスピーカーでもTOEFL iBTスコアを30点台から90点台までスコアアップさせることができました
また、TOEFL iBT対策専門の学校に通わなくても、より低額で英語ネイティブスピーカーのTOEFL iBT対策専任講師によるサポートを受けられる方法もあります
ゆじろべえが独学でTOEFL iBT対策をした際に役立ったTOEFL iBT対策方法を知りたいかたはぜひこちらのブログ記事をご参照ください
TOEFL iBT対策専門の学校にもメリットがあります
例えば、学校のクラスのようなスタイルの講義が好きな方はTOEFL iBT対策専門の学校は良い選択肢だと思いますし、TOEFL iBT対策専門の学校を通して同じ目標を持った仲間に出会うことでモチベーションの維持に繋げることができます
しかし、TOEFL iBT対策専門の学校に通うことには大きなデメリットが2つあります
- 高い入学費用や月額受講費用
- スケジュール調整の難しさ
入学費用や受講費用はTOEFL iBT対策専門の学校によって様々ですが、計15万円〜60万円くらいの出費がかかるため、特に現役大学生にはかなり高額な自己投資になります
また、TOEFL iBT対策専門の学校の授業は、対面・オンライン問わず、時間割のような授業スケジュールがすでに決まっている場合が多いため、日々忙しい現役大学生やサラリーマンの方にとってはスケジュールの調整が難しいかもしれません
TOEFL iBT対策専門の学校に通うにしても、独学でTOEFL iBT対策を行うにしても、それぞれメリット・デメリットがあります
最初から「TOEFL iBT対策専門の学校に通うしかないんだ」とは思わずに、ご自身の勉強方法・予算・スケジュールに合わせて、ベストなTOEFL iBT対策でアメリカ大学院への留学準備を進めてください
間違い#3:まずはTOEFL iBT対策から始める
アメリカ大学院への留学を決めた後すぐに本屋やAmazonでTOEFL iBT参考書を買ってTOEFL iBT対策を始める方はいらっしゃいませんか?
ちょっと待ってください!
その行動力は本当に凄いです
しかし、TOEFL iBT対策を始める前にまずは深呼吸をして、下記の2つの質問を自問自答してください
- 「語学スキル」と「テストスキル」の違いを理解していますか?
- TOEFL iBT対策用の「テストスキル」を磨く前に、TOEFL iBT対策をするための「語学スキル」が備わっていますか?
「語学スキル」と「テストスキル」は、英語を勉強するという大枠は同じでも、内容が全く違います
日本語を例に考えてみましょう
日本で生まれて育った方は日本で暮らしていくには不自由のない「語学スキル」が身についています
しかし、大学入学共通テスト(旧センター試験)の国語で満点を取れるとは限りませんよね?
国語のテストで目標スコアをとるためには日本語ネイティブスピーカーでも国語テスト用の準備が必要になります
英語も一緒です
TOEFL iBT対策をするための英語の「語学スキル」が備わっている方は、そのままTOEFL iBT対策を始めてください。TOEFL iBTの構造や設問パターンを理解して模擬問題やテストを繰り返すだけで目標のTOEFL iBTスコアを目指せるでしょう
TOEFL iBT対策をするための英語の「語学スキル」が備わっていない方は、そのままTOEFL iBT対策を進めても目標スコアが獲得できないどころか、いつまで経ってもTOEFL iBTスコアアップしません
そのため、より高額なTOEFL iBT対策用資材に手を伸ばしてしまう、時間と資金浪費の負のスパイラルに陥ってしまう恐れがあります
自分は語学スキルが足りないと思った方は、まずは焦らずじっくりと英語の基礎スキルに磨きをかけてください
結果論にはなりますが、地道に語学スキルアップすることが、アメリカ大学院留学への近道になります
TOEFL iBT対策を始める前に、まずは語学スキルとテストスキルの違いを理解して、TOEFL iBT対策をするための「語学スキル」が既に備わっているかを確認しましょう
「語学スキル」と「テストスキル」の違いや、「語学スキル」と「テストスキル」を磨くための対策などを知りたいかたは、こちらのブログ記事をご参照ください
間違い#4:TOEFLテストの種類はどれも一緒
ETSのWebsiteを見るとTOEFLだけでも複数種類ありますが、大半のアメリカ大学院において入学審査の際に提出が必要なTOEFLは「TOEFL iBT」です
URL:ETS – TOEFL
「TOEFLだからどれも同じでしょ?」と勘違いしてTOEFL iBT以外のTOEFLを受験してしまうと、アメリカ大学院への入学審査の際に英語スキルの証明として利用できないため、無駄な労力と資金を浪費してしまいます
必要のない遠回りをしないためにも、TOEFLテストの種類を把握して、アメリカ大学院への留学に必要な「TOEFL iBT」を受験するようにしましょう
他のTOEFLが気になる方は下記の表にまとめましたので、ご参照ください
TOEFL iBT | TOEFL Essentials | |
---|---|---|
テスト概要 | アメリカ大学院への入学審査の際に英語スキルの証明として提出が可能なTOEFLテスト | 2021年に発表された自宅受験・短縮・低価格版TOEFLテスト 入学審査の際に英語スキルの証明として承認するアメリカ大学院は少ないが、増加傾向である |
テスト内容 (テスト時間) | Reading, Listening, Speaking, Writingの4セクションから構成 (2時間程度) | Reading, Listening, Speaking, Writing, Personal Video Statementの5セクションから構成(1時間30分程度) |
アメリカ大学院への入学審査に必要な英語スキルの証明書としての利用可否 | 利用可 | 各大学や大学院によって対応が異なる |
TOEFL Primary | TOEFL Junior | TOEFL ITP | |
---|---|---|---|
テスト概要 | 8歳以上の小学生を対象としたTOEFLテスト | 11歳以上の小学生と中学生を対象としたTOEFLテスト | 16歳以上の高校生を対象としたTOEFLテスト |
テスト内容 (テスト時間) | ReadingとListeningテスト(各30分) Speakingテスト(20分) Writingテスト(30分) | 標準テスト(ReadingとListening;2時間程度) Speakingテスト(18分 Writingテスト(40分) | ITP – Level 1(Reading, Listening, Writing;2時間程度) ITP – Level 2(Reading, Listening, Writing;2時間程度) Speakingテスト(15分) |
アメリカ大学院への入学審査に必要な英語スキルの証明書としての利用可否 | 利用不可 | 利用不可 | 利用不可 |
間違い#5:TOEFL iBTテストの内容はReadingとListeningだけ
TOEFL iBTテストは「Reading」、「Listening」、「Speaking」、「Writing」の4セクションで構成された英語テストです
TOEIC Listening & Reading Testとは異なり、TOEFL iBTにはSpeakingやWritingのセクションがありますし、「Listening x Speaking」・「Reading x Listening x Speaking」・「Reading x Listening x Writing」 などの複合的な問題も出されます
SpeakingやWritingが苦手だからといって、ReadingやListeningのセクションに重点を置いたテスト準備をしても目標スコアに届くことは難しいので、4つのセクション全てをバランスよく学習する必要があります
2023年7月にリニューアルされたTOEFL iBTのセクション構造はこちらです⇩
TOEFL iBT セクション | 設問数 | 時間 | 得点 |
---|---|---|---|
Reading | 20問 | 36分 | 0点〜30点 |
Listening | 28問 | 〜36分 | 0点〜30点 |
Speaking | 4タスク | 16分 | 0点〜30点 |
Writing | 2タスク | 30分 | 0点〜30点 |
Total | 48問と6タスク | 〜2時間程度 | 0点〜120点 |
間違い#6:アメリカ大学院に入学するためにTOEFL iBT 100点が必要
結論からお伝えすると、アメリカ大学院に入学するために必要なTOEFL iBTスコアは希望するアメリカ大学院・学部によって違うため、決してTOEFL iBT 100点が必要とは限りません
TOEFL iBTは希望するアメリカ大学院・学部が提示するTOEFL iBTの「Minimum Requirements(足切りスコア)」さえを獲得していれば入学審査に悪影響はありません
かといって、TOEFL iBTの足切りスコア以上のスコアがあったところで、入学審査が優位になるわけでもありません
(入学審査に特に重要なのは”Statement of Purpose”などといった他の審査資料です)
アメリカ大学院はどの程度のTOEFL iBTスコアを足切りスコアとしているのでしょうか?
TOEFL iBTを運営しているETSが2022年11月に発表している「TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States」をみてみましょう
URL:TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States
「TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States」の2ページ目を見ると、ビジネス専攻(Master of Business Administration;MBA) やエンジニア専攻のアメリカ大学院 Top 50 のTOEFL iBT 足切りスコアが記載されています
多くのアメリカ大学院がTOEFL iBT 100点以下(80点台から90点台)を足切りスコアに設定していますし、なかには70点台でも可としている大学院もあります
この結果からアメリカ大学院への留学を希望する際にはTOEFL iBT 100点が必要とは限らないことがわかりますね
要注意!大学院側と学部側が設定しているTOEFL iBT 足切りスコアに違いがあるかも
留学希望先のアメリカ大学院のWebsiteを見ていると、大学院側が設定しているTOEFL iBT 足切りスコアと学部独自で設定しているTOEFL iBT 足切りスコアが違う場合があります
例えば、大学院全体のWebsiteではTOEFL iBT 80点が足切りスコアと設定しているのに対して、学部のWebsiteでは90点が足切りスコアと設定しているなんて場合もあります
TOEFL iBT 足切りスコアを含めたアメリカ大学院へ留学するための準備の際は、希望する学部の入学者選抜要項(Admission/Application Requirements)を必ず確認してくださいね
間違い#7:TOEFL iBTはトータルスコアだけ気にすればいい
アメリカ大学院によってはTOEFL iBTの各セクションごとに足切りスコアを設定している場合があるため、トータルスコアは足切りラインに到達していても各セクション全ての足切りラインに到達していないと入学審査に通らないなんてことも考えられます
先ほどの「TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States」をみてみましょう
URL:TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States
2ページ目のビジネス専攻のアメリカ大学院 Top 50 の17位に University of California – Los Angeles (UCLA) がランクインしています
UCLAのTOEFL iBT トータルスコアの足切りスコアは87点となっていますが、よくよく見てみるとReadingは21点、Listeningは17点、Speakingは24点、Writingは25点とセクション毎に足切りスコアが設定されていることがわかります
そのため、仮にTOEFL iBT Readingが27点、Listeningは15点、Speakingは28点、Writingは30点のトータル100点を獲得したとしても、Listeningが足切りラインに到達していないため、不合格になってしまいます
繰り返しにはなりますが、アメリカ大学院へ留学するための準備を開始する時は、希望する学部の入学者選抜要項(Admission/Application Requirements)のうち、TOEFL iBTに各セクションごとの足切りスコアがあるかを必ず確認しましょう
間違い#8:TOEFL iBT対策には半年〜1年以上かかる
TOEFL iBTで目標スコアを獲得するため必要な時間は英語の「語学スキル」度合いによります
英語を読む・聞く・話す・書くの「語学スキル」がしっかりとしていれば、後はTOEFL iBTの各セクションの構造や設問パターンを理解し、模擬練習や模擬テストをひたすら受けるだけですので、TOEFL iBT対策に必要な時間は数週間〜1ヶ月程度で十分です
しかし、英語を読む・聞く・話す・書くの「語学スキル」に自信がない方は、いきなりTOEFL iBT対策を始めるのではなく、まずは「語学スキル」を磨くことに専念してください
個人差はもちろんありますが、英語が苦手な方や今まで英語を話したり書いたりしたことない方はTOEFL iBT対策に必要な時間は半年〜数年程度かかる場合もあります
アメリカ大学院への留学を思い立ったらすぐにでもアメリカに行きたい気持ちは痛いほどよくわかります
けれど、「語学スキル」に自信がないのに焦ってTOEFL iBT対策を始めたところで、思ったような成果をあげることは難しいです
時間や資金だけが掛かってしまい、結局遠回りになってしまいます
焦る気持ちをぐっと抑えて、まずは「語学スキル」を磨くことを優先してください
地道に努力して磨いた「語学スキル」はアメリカに渡った後で必ず活きてきますし、アメリカ大学院ライフがより濃いものになるはずです
「語学スキル」を磨くための対策などを知りたいかたは、こちらのブログ記事をご参照ください
間違い#9:語学スキルが高ければTOEFL iBTは簡単
「私は英語が得意だし、TOEFL iBT対策をしなくても目標スコアを取るのなんて簡単!」と思っている方はいらっしゃいますか?
その心意気やポジティブマインドは素晴らしいです
しかし、どれだけ英語が得意でも、TOEFL iBT対策をしっかりしておかないと高額な受験料が無駄になってしまうかもしれません
TOEFL iBTの目標スコアを獲得するにはTOEFL iBT用の対策が必要です
TOEFL iBT用の対策が必要な理由は主に2つ:
- TOEFL iBTは日常生活レベルの語学スキルを計るテストではなく、アメリカ大学院の講義などを理解できるレベルの語学スキルを計るテストだから
- TOEFL iBTで80点以上獲得するためにはTOEFL iBTに適した「タイムマネジメントスキル」と「設問パターンの理解」が必要だから
理由#1について
TOEFL iBTの目的は
“The TOEFL iBT test measures a test taker’s ability to combine listening, reading, speaking and writing skills where it matters most — in the classroom. (参照:ETS)”
と記載しているように、アメリカ大学院の講義などについていけるだけの語学スキルがあるかどうかを測定するテストです
そのため、TOEFL iBTのテスト内容もアカデミアに関する内容がほとんどです
アメリカ留学経験などがあり、日常生活では何不自由のない語学レベルを持っていたとしても、準備なしでアカデミックな内容のReadingやListeningテストを受けるとなると、やはり困惑してしまう部分も出てしまうかもしれません
語学スキルが既に高い方でも、模擬練習や模擬テストを受けるなどのTOEFL iBT用の対策をしっかりしてから本番に望むようにしましょう
理由#2の「タイムマネジメントスキル」と「設問パターンの理解」に関しては、こちらのブログ記事に詳細を書いているのでぜひご参照ください
まとめ
TOEFL iBT対策をする際には下記の9つの点に注意しましょう
- アメリカ大学院に入学するためにTOEFL iBTスコアが必要
- TOEFL iBT対策専門の学校に通う必要がある
- まずはTOEFL iBT対策から始める
- TOEFLテストの種類はどれも一緒
- TOEFL iBTテストの内容はReadingとListeningだけ
- アメリカ大学院に入学するためにTOEFL iBT 100点が必要
- TOEFL iBTはトータルスコアだけ気にすればいい
- TOEFL iBT対策には半年〜1年以上かかる
- 語学スキルが高ければTOEFL iBTは簡単
アメリカ大学院への留学準備をする際には、TOEFL iBTテストスコアも含め、留学希望先のアメリカ大学院の「学部」の「Admissions/Application Requirements」を必ず確認してくださいね
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