【TOEFL iBT対策:Readingセクション編#5】Sentence Simplification対策

TOEFL iBT

ゆじろべえの「アメリカ大学院留学のためのTOEFL iBT対策」シリーズへようこそ!

シリーズ第3弾の「TOEFL iBT Readingセクション編」は全8回にわたってReadingセクションの基本情報・設問パターン・タイムマネジメント方法などをお伝えします

Readingセクション編#5では、設問パターンの1つ「Sentence Simplification」設問にスポットライトを当て、

  • 「Sentence Simplification」ってどんな問題?
  • 「Sentence Simplification」の対策方法ってある?

という人のために、TOEFL iBT Readingセクションの「Sentence Simplificationの詳細と対策」を実際にTOEFL iBTスコアを使ってアメリカ大学院へ留学してPhDとMPHを取得したゆじろべえが解説します

TOEFL iBT目標スコアを獲得するために、「Sentence Simplification」についてしっかりと理解していきましょう!

ゆじろべえ

英語”非”ネイティブスピーカー。日本の地方大学を卒業後、「おもしろそう」というノリと勢いでアメリカへ。アメリカの大学からアシスタントシップ・スカラシップをもらいながらPhDとMPHを取得。現在は、日本の企業でせっせとお仕事中。

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「Sentence Simplification」の特徴

「Sentence Simplification」はパラグラフ中にハイライトされている文章から主要なアイディアを読み取り、その主要なアイディアを正確に示している解答選択肢を選択する問題です

解答選択肢は全部で4つあります

正解の解答選択肢はパラグラフ中にハイライトされている文章から主要なアイディアだけを簡潔にまとめており、主要ではないアイディアなどは除かれています

不正解の解答選択肢は次の2つの特徴があります

(1)ハイライトされている文章から主要なアイディアが含まれていない

主要なアイディアが含まれていない解答選択肢は、ハイライトされている文章中の単語などは含まれていますが、ハイライトされている文章が伝えたい重要な内容が含まれておりません

(2)因果関係や結論を導くための根拠などが異なっている

不正解の解答選択肢は、ハイライトされている文章で記載されている因果関係が反転していたり、間違った情報から結論を導いてしまっているような選択肢となっております

「Sentence Simplification」の見分け方

TOEFL iBT Readingセクションは設問パターン毎に解答方法が異なるので、「いかに早く設問パターンを見極めるか」が制限時間内に全ての設問を解答して高得点を取るための鍵となります

「Sentence Simplification」の設問内容は常に同じですので、見分け方はとてもシンプルです

パラグラフや設問から次の2つの特徴を見つけましょう

(1)設問内容が次のとおりである

”Which of the sentences below best express the essential information in the highlighted sentence in paragraph X? Incorrect choices change the meaning in important ways or leave out essential information”

(2)該当するパラグラフ内の文章がハイライトされている

この2つの特徴があれば、「Sentence Simplification」設問であると判断しましょう

「Sentence Simplification」の例題はこちら

Reference:ETS – TOEFL TestReady

例題を見ると、(1)右の設問は「Sentence Simplification」特有の設問内容になっていますし、(2)パラグラフ内の文章がハイライトされていますね

これが「Sentence Simplification」のサインです!

4つの解答選択肢のうち、1つはハイライトされている文章から主要なアイディアだけを簡潔にまとめた解答選択肢になっていますので、その解答選択肢を選ぶと正解になります

残り3つの解答選択肢はハイライト文章の主要なアイディアが含まれていなかったり、因果関係や結論を導くための根拠などが違っているのでご注意を!

「Sentence Simplification」の対策方法

「Sentence Simplification」の対策方法は次の3つです

  • 「重要な役割を持つ情報」と「記載が無くても大丈夫な情報」を区別しよう
  • 「原因↔︎結果」「根拠↔︎結論」の関係性を明確にしよう
  • 解答選択肢を確認する前に正解を想定しよう

1つずつ確認してきましょう

「重要な役割を持つ情報」と「記載が無くても大丈夫な情報」を区別しよう

設問の対象となる文章には「重要な役割を持つ情報」と「記載が無くても大丈夫な情報」が含まれています

「重要な役割を持つ情報」は作者が必ず伝えたい情報であり、その情報を除いてしまうと文章そのものが成立しなくなるような情報です

例えば、「原因とそれによる結果」や「根拠とそれに基づいた結論」などが重要な情報になります

「記載が無くても大丈夫な情報」は重要な情報を肉付け・修飾するための情報で、それらの情報を除いても文章が成立するような情報です

例えば、重要な情報を肉付け・修飾するため「数値・データ」や「たとえ」などが記載が無くても大丈夫な情報になります

「原因↔︎結果」「根拠↔︎結論」の関係性を明確にしよう

設問の対象となる文章には、

  1. 原因とそれによる結果
  2. 根拠とそれに基づいた結論

のどちらが含まれている確率が高いです

そのため、ハイライトされている文章を読む際は文中の情報の関係性(どの情報が原因で、どの情報が原因による結果なのか、など)に注意して、主要なアイディアを読み取りましょう

解答選択肢を確認する前に正解を想定しよう

「Sentence Simplification」設問を解答する際には必ず自分の頭の中で「正しい解答」を想定してから解答選択肢を1つずつ確認するようにしましょう

不正解の解答選択肢はTOEFL iBT受験者をうまく騙すために巧妙に作られているため、一見すると正解の解答選択肢であるかのように思えてきます

このようなトリックに騙されないためにも、次の4Stepsで正しい解答選択肢を導き出しましょう

Step 1:ハイライトされた文章から「重要な役割を持つ情報」と「記載が無くても大丈夫な情報」を区別して、「重要な役割を持つ情報」だけに注目する

Step 2:「重要な役割を持つ情報」から「原因とその結果」や「根拠とそれに基づいた結論」などの情報の関係性を整理をする

Step 3:「重要な役割を持つ情報」とそれらの情報の関係性を整理したら、解答選択肢を確認する前に「正しい解答」を想定する

Step 4:解答選択肢の中から、想定した「正しい解答」と近い解答選択肢を選ぶ

「正しい解答」を予め想定してから解答選択肢を選ぶことで、正解率がぐっとあがりますよ

まとめ:トレーニングが鍵

長い文章から重要な情報を見つけ出しそれらの情報の関係性を整理するのは大変ですが、練習問題などで繰り返しトレーニングすることで感覚が研ぎ澄まされていき、必ずスコアアップに繋がる設問でもあります

アメリカ大学院への留学を目指して、ゆじろべえと一緒にTOEFL iBT対策を進めていきましょう!

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