ゆじろべえの「アメリカ大学院留学のためのTOEFL iBT対策」シリーズへようこそ!
シリーズ第3弾の「TOEFL iBT Readingセクション編」は全8回にわたってReadingセクションの基本情報・設問パターン・タイムマネジメント方法などをお伝えします
Readingセクション編#1では
- TOEFL iBT Readingセクションってどんなテストだろう?
- TOEFL iBT Readingセクションについてもっと知りたい!
という人のために、「TOEFL iBT Readingセクションの構造や設問内容」を実際にTOEFL iBTスコアを使ってアメリカ大学院へ留学してPhDとMPHを取得したゆじろべえが解説します
TOEFL iBT目標スコアを獲得するために、まずはTOEFL iBTのReadingセクションの基本情報についてしっかりと理解していきましょう!
Readingセクションの構造
Readingセクションの構造について知っておきたい情報を下の表にまとめました
Readingセクションについて 知っておきたい情報の項目 | 内容 |
---|---|
文章のトピック | ・幅広い分野の教養科目 |
文章の量 | ・700文字の文章が2題出題 |
文章の構造 | ・文章のタイトル ・約6パラグラフ構成 ・1パラグラフ≒100文字程度 |
設問数 | ・計20問(1題につき10問) |
解答時間 | ・計36分 |
解答システム | ・1ページ目は文章のみを表示 ・2ページ目以降から設問と文章の両方を表示 ・前問に戻ること可能 |
○文章のトピックについて
Readingセクションでは自然科学、社会科学、芸術、歴史など幅広い分野をテーマに大学講義レベルの内容が出題されます。例えば、「恐竜の絶滅」をテーマに恐竜の絶滅方法の仮説などを議論した文章が出題されます
○文章の量について
およそ700文字程度の量(A4サイズで1ページ半弱ぐらい)の文章が計2題出題されます
○文章の構造について
タイトルとおよそ6パラグラフ(各パラグラフ100文字程度)で1つの文章が構成されています。タイトルは文章のメインテーマを表しているため、必ず目を通して文章が何について書かれているのかイメージしましょう。そして各パラグラフを読む際には、そのパラグラフの”Major Idea”が何かを考えながら文章に目を通すようにしましょう
○設問数について
1題につき10問の、計20問から構成されています
○解答時間について
Readingセクションの解答時間は計36分です。36分間で「1題の文章につき10設問」を2セット解答します。パソコン画面の右上にタイマーが表示されており、残り時間が「0」を示すと、強制的に次のセクション画面が表示されます
○解答システムについて
Readingセクションが始まると最初の画面には1題目の文章が表示されます。「Next」ボタンをクリックすると、次の画面から画面半分は設問と解答選択肢、もう半分は文章が表示されます。そのため、文章を読みながら設問を解答することが可能です。さらに「Next」ボタンをクリックすると、解答済み/未解答問わず、次の設問が表示されます。パソコン画面上には「Back」ボタンもありますので、制限時間内であれば、いつでも前問に戻ることができます
Readingセクションの設問内容
TOEFL iBTのReadingセクションの設問内容は次の6パターンです
- Factual Information and Negative Factual Information
- Inference and Rhetorical Purpose
- Vocabulary
- Sentence Simplification
- Insert Text Question
- Prose Summary
○#1 Factual Information and Negative Factual Information
本文中に述べられている(または述べられていない)”Major Idea”、”Supporting Details”、”Definitions”を解答選択肢から選択する問題です
○#2 Inference and Rhetorical Purpose
本文中またはパラグラフ内で示唆されている、もしくは作者の意図を解答選択肢から選択する問題です
○#3 Vocabulary
本文中で使われている単語やイディオムの意味を解答選択肢から選択する問題です
○#4 Sentence Simplification
該当する文章の要約として最適な解答を選択する問題です
○#5 Insert Text Question
設問文に提示されている文章を本文に挿入する際に最も適した箇所を選択する問題です
○#6 Prose Summary
本文中の”Major Idea”として最適な解答を選択する問題です
Readingセクションのスコア解説
Readingセクションのスコアは「0〜30」で表示されます
アメリカ大学院への入学申請とは直接関係はありませんが、ETSはReadingセクションのスコアを用いて英語スキルの到達度を示しています
語学レベルを測る指標の1つとして参考にするのもいいかもしれませんね
Readingセクションのスコア | 英語スキルの到達度 |
---|---|
0〜3 | Below Low-Intermediate Level |
4〜17 | Low-Intermediate Level |
18〜23 | High-Intermediate Level |
24〜30 | Advanced Level |
語学レベルを測る指標の1つとして参考にするのもいいかもしれませんね
まとめ:TOEFL iBT対策は「テスト構造・設問内容」を知ることから
この記事では「TOEFL iBT Readingセクションの構造や設問内容」に関する基本情報について説明しました
Readingセクションの「構造や設問内容」をマスターするはTOEFL iBTの目標スコアを獲得するための第一歩です
テスト本番の流れや設問パターンを予め熟知することで、テスト本番中は制限時間全てを「解答」に注力することができ高得点に繋がります
「Readingセクション編#2〜#7」は各設問パターン詳細の解説、「Readingセクション編#8」はタイムマネジメントに関して解説していきます
ぜひ参考にしてくださいね
アメリカ大学院への留学を目指して、ゆじろべえと一緒にTOEFL iBT対策を進めていきましょう!
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