ゆじろべえの「アメリカ大学院留学のためのTOEFL iBT対策」シリーズへようこそ!
この記事では
- アメリカ大学院への留学を目指したい
- アメリカ大学院への入学申請の際にTOEFL iBTが必要って聞いたけど、TOEFL iBTってなに?
という人のために、「TOEFL iBTの基本情報とスコア」を実際にTOEFL iBTスコアを使ってアメリカ大学院へ留学してPhDとMPHを取得したゆじろべえが解説します
TOEFL iBT対策をすぐにでも始めたい方はこちらの記事をどうぞ
TOEFL iBT目標スコアを獲得するために、まずはTOEFL iBTの基本情報についてしっかりと理解していきましょう!
TOEFL iBTとは
TOEFL iBT(Internet-based Test)はEducational Testing Service (以下、ETS)が提供している「大学・大学院レベルの英語スキルを測定する英語テスト」です
TOEFL iBTで扱われるテスト内容は
- 自然科学、社会科学、芸術などの教養科目
- 一般的な大学院生活に関係する事項
などアメリカ大学院へ入学する際に必要な項目が含まれています
日本人を含む英語圏外の留学生は、アメリカ大学院への入学申請の際に、「English Language Proficiency (アメリカ大学院の生活や授業に支障がない程度の英語スキル)」の証明書を提出する必要があります
数ある英語テストの中でも、TOEFL iBTはほとんどのアメリカ大学院で「English Language Proficiency」の証明書として認められており、多くの留学生が利用している英語テストです
また最近では日本国内の大学入試、大学院入試、単位認定、教員・公務員試験や国際機関の採用の場などでTOEFL iBTが利用されるようになりました
TOEFL iBTのテスト構造
2023年7月にリニューアルしたTOEFL iBTのテスト構造はこちらです⇩
TOEFL iBT セクション | 設問数 | 時間 | 得点 |
---|---|---|---|
Reading | 20問 | 36分 | 0点〜30点 |
Listening | 28問 | 〜36分 | 0点〜30点 |
Speaking | 4タスク | 16分 | 0点〜30点 |
Writing | 2タスク | 30分 | 0点〜30点 |
Total | 48問と6タスク | 〜2時間程度 | 0点〜120点 |
TOEFL iBTのセクション構造
TOEFL iBTテストは「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」の4セクションで構成されています
また、それぞれのセクションを掛け合わせた複合的な問題も出題されます
例えば、Speakingセクションには「Listening x Speaking」・「Reading x Listening x Speaking」、Writingセクションには「Reading x Listening x Writing」 などの複合問題が出題されます
SpeakingやWritingが苦手だからといって、ReadingやListeningのセクションに重点を置いたテスト準備をしても目標スコアに届くことは難しいです
各セクションをバランスよく学習する必要があります
各セクションの詳細な構造をもっと知りたいという方はこちらの記事をどうぞ
TOEFL iBTの試験時間
TOEFL iBT「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」セクションの合計試験時間はおよそ2時間程度になります
テスト開始前に本人確認のためのIDチェックなどの準備時間が30分プラスでかかります
そのため、テスト当日は2時間30分程度の時間がかかると想定してくださいね
TOEFL iBTのスコア
TOEFL iBTの結果は各セクション30点満点の合計0点〜120点でスコア化されます
多くのアメリカ大学院はTOEFL iBTの「Minimum Requirements(足切りスコア)」を設定しているので、希望するアメリカ大学院のTOEFL iBT足切りスコアを目標の1つと定めるといいでしょう
TOEFL iBTの問題出題・解答方法
TOEFL iBTはテスト問題の出題から解答まで全てパソコンを用いて行われます
TOEFL iBTのセクション毎のテスト問題の出題や解答方法の特徴はこちら⇩
TOEFL iBT セクション | 出題方法 | 解答方法 |
---|---|---|
Reading | パソコンモニターに問題文章が表示 | パソコンモニターに表示された解答選択肢を選択 |
Listening | 録音音声の聞き取り | パソコンモニターに表示された解答選択肢を選択 |
Speaking | パソコンモニターに問題文章が表示 録音音声の聞き取り | マイク付きヘッドホンを使って自身の解答を録音* |
Writing | パソコンモニターに問題文章が表示 録音音声の聞き取り | キーボートを使って解答をタイピング |
普段からパソコンを使って文章を読む習慣やキーボートを用いたタイピングの練習をするように心掛けましょう
TOEFL iBTのテスト会場
TOEFL iBTは次の2つのテスト会場で試験を受けることができます
- テストセンター
- 自宅
テストセンター受験
TOEFL iBTは日本国内40箇所以上の専用テストセンターで試験を受けることができます
TOEFL iBT専用テストセンターではパソコン・キーボート・マイク付きヘッドホン・メモ用紙とペンなどTOEFL iBTを受験するために必要な使用機器や受験環境が準備されています
日本国内のTOEFL iBTテストセンターリストはこちら⇩(2024年1月26日現在)
URL:ETS – TOEFLテスト日本事務局 テスト日程・会場
申込締切日前でも希望するテストセンターが満席になった時点で、そのテストセンターは自動で非表示になります
都心部のテストセンターは特に満席になりやすいため、既にスケジュールを組んでいる方は早目に受験申込をしましょう
日程や会場は約6ヶ月先の日程の中から選択することができますよ
自宅受験
新型コロナウイルス感染防止の対応策として2020年に自宅受験版のTOEFL iBTの「TOEFL iBT Home Edition」がリリースされました
自宅で受験した場合においても従来のTOEFL iBTとテスト内容・スコアの取り扱いは同様です
The TOEFL iBT Home Edition is the same TOEFL iBT test you would take at a test center, so scores can be accepted and used in the same way.
Nearly all universities that use the TOEFL iBT test accept scores equally for the test center test and the Home Edition.
URL: ETS – TOEFL iBT Test
「TOEFL iBT Home Edition」を受験する場合には次の2点に気をつけましょう
- 希望する大学院が「TOEFL iBT Home Edition」のスコアを採用しているかどうか
- ETSが推奨する使用機器や受験環境が自宅で準備できるかどうか
希望する大学院が「TOEFL iBT Home Edition」のスコアを採用しているかどうか
2024年3月時点では「TOEFL iBT Home Edition」を採用していないアメリカ大学院もあります
「TOEFL iBT Home Edition」を受験する前に必ず希望する大学院が「TOEFL iBT Home Edition」を採用しているかどうかを調べましょう
ETSが「TOEFL iBT Home Edition」を採用している大学・大学院リストを作成しているので、気になる方はこちらをご確認ください⇩
心配な方は希望する大学院プログラムに直接お問い合わせしましょう
ETSが推奨する使用機器や受験環境が自宅で準備できるかどうか
「TOEFL iBT Home Edition」を受験するにはETSが推奨する不正防止のための厳格な使用機器や受験環境の基準をクリアする必要があります
特に気をつけたい基準は次の2点です
- 使用するパソコンのRAMが16GB以上であること
- テスト中のノートテイキングは通常の紙と鉛筆・ペンを使用することができず、① A3〜A4程度の卓上用ホワイトボード(1枚・両面利用可)と消せるマーカー(1本)、もしくは② A3〜A4程度の透明なシートプロテクターに入れた紙(1枚・両面利用可)と消せるマーカー(1本)を使用すること
その他にも具体的かつ詳細な使用機器や受験環境の基準が設けられているので、「TOEFL iBT Home Edition」の受験を考えている方は必ずこちらをご確認ください⇩
テストセンターと自宅はどちらがいい?
テストセンターが自宅から通える範囲にある方は「テストセンター受験」をおすすめします
「テストセンター」での受験をおすすめする理由は次の2点です
- テスト当日はテストのみに集中できる(使用機器や受験環境などといったテスト以外のことに対して余計な心配をしたくない)
- テスト中のノートテイキングはメモ用紙と鉛筆を使用できる(いちいちホワイトボードを消す時間を省略したい)
しかし、テストセンターが自宅から通える範囲にない方は、希望する大学院が「TOEFL iBT Home Edition」を採用しているかを確認したうえで、自宅受験のメリットを最大限に活かしましょう
テストセンター受験と自宅受験のメリットやデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
障がい等のある受験者への配慮
ETSは障がい等のある受験者へ特別配慮を準備しています
特別配慮を受けたい方は事前申し込みが必要になります
事前申し込みの受領まで約6週間以上かかるそうなので、特別配慮を受けたい方はお早めに準備を進めてください
特別配慮の申請方法はこちらをご確認ください⇩
TOEFL iBTの受験料
2024年3月時点のTOEFL iBTの受験料はこちら⇩
費用 | 料金 | 申込締切 |
---|---|---|
受験料(通常申込) | $245 USD | テスト日の7日前まで |
受験料(通常申込締切以降) | $285 USD | テスト日の2日前まで |
テスト日・会場変更 | $245 USD | テスト日の4日前まで |
キャンセル払戻 | 受験料の50% | テスト日の4日前まで |
URL:ETS – TOEFL iBT
TOEFL iBTの受験料はテスト日の予約時にクレジットカードまたはPayPalで支払います
テスト日直前に申し込みをすると追加費用が$40 USDかかりますので、余裕のあるテストスケジュールを計画しましょう
TOEFL iBTの受験申込方法
TOEFL iBTの受験申込方法は次の3 Stepsです
- Step 1:身分証明書の用意
- Step 2:ETS – TOEFLアカウントの作成
- Step 3:ETS – TOEFLアカウントからTOEFL iBTの受験申込
Step 1:身分証明書の用意
ETS – TOEFLアカウントの作成時やテスト当日にETSが有効であると認めている身分証明書が必要なので、持っていない人は必ずETS – TOEFLアカウント作成前に準備しましょう
有効な身分証明書はTOEFL iBTをテストセンターで受ける場合と自宅で受ける場合によって異なるので注意が必要です
a. テストセンター受験の場合
a-i. 日本国籍をお持ちの方
日本国籍をお持ちの方は次の身分証明書が有効です
身分証明書について次の注意事項を必ずご確認ください
- 身分証明書は原本かつ有効期限内で顔写真付きのものに限る(TOEFL iBTテスト受験日当日にも有効であることが必須ですのでご注意を!!)
- 電子媒体のものは無効
- 「予約時に登録した氏名」と「身分証明書に記載されている氏名」が完全に一致している
- 顔写真の汚れやキズ、化粧、服装、顔の表情等により本人確認が困難と会場受付で判断された場合、その身分証明書は無効
a-ii. 外国国籍をお持ちの方
日本国籍以外の外国国籍をお持ちの方は「パスポート」のみ有効な身分証明書として扱われます
また身分証明書について「a-ii」の注意事項を必ずご確認ください
b. 自宅受験の場合
自宅で受験する場合は、国籍問わず、原則「パスポート」のみ有効な身分証明書として扱われます
Step 2:ETS – TOEFLアカウントの作成
ETS – TOEFL公式Websiteから新規アカウントを作成しましょう
ETS – TOEFL公式Websiteは「こちら」をクリックしてください
新規アカウント作成時にはテスト当日に持参する身分証明書の情報入力が必要ですのでご注意を!
Step 3:ETS – TOEFLアカウントからTOEFL iBTの受験申込
TOEFL iBTの受験申込手順はこちらです⇩
(1)身分証明書とクレジットカードを用意
- ETSシステムのセキュリティー上、支払までの工程を20分以内に終了しないと自動的にやり直しとなってしまいますのでご注意を!
(2)ETS – TOEFLアカウントにログイン
(3)Topページ画面の「Register for a test」をクリック
(4)希望するテスト会場や日時を選択
希望するテスト会場や日時を選択の選択方法は「テストセンター受験」の場合と「自宅受験」の場合で異なります。
「テストセンター受験」の場合は「(4-1)テストセンター受験の場合」をご参照ください
「自宅受験」の場合は「(4-2)自宅で受験する場合」をご参照ください
(4-1)テストセンター受験の場合:
- TOEFL iBT の「Register for this test」をクリック
- 「2. Find a test location and date」から希望するテストセンターの場所とテスト期間を選択して「Search」をクリック
- 「3. Select test center, date and time」から希望する日時を選択し、
- 希望するテストセンターの「View Available Test Times」をクリック
- テスト受験可能な時間が現れるので、希望する時間をクリック
(4-2)自宅で受験する場合:
- TOEFL iBT Home Edition の「Register for this test」をクリック
- 「2. Search for a test」から希望するタイムゾーン(日本の自宅で受ける場合は”Japan Time (GMT+09:00)”を選択)とテスト期間を選択して「Search」をクリック
- 「3. Select test date and time」から希望する日時を選択し、
- テスト受験可能な時間が現れるので、希望する時間をクリック
(5)身分証明書の情報を登録
- ここの工程で身分証明書の情報が必要になりますので、有効な身分証を必ず用意しましょう
(6)登録された個人情報の確認・修正
(7)「TOEFL Search Service」の登録(任意)
(8)希望する大学(院)に関する「Background Information」の確認・修正
(9)「Free Score Recipients」の選択
- TOEFL iBTの受験申込時に「Free Score Recipients」を指定すると、追加料金無しで最大4校の大学院へTOEFL iBTスコアを送ることができます
- TOEFL iBTテスト後にもTOEFL iBTスコアの送り先大学院を決定・追加することはできますが、1校あたり$25 USDの追加費用がかかります
(10)「Your Personal Score Report Preference」の選択
- 次の3つのオプションからTOEFL iBTスコアの受け取り方を選べます
- オンラインのみ
- オンライン+郵送
- オンライン+速達郵送(追加$20 USD)
(11)申込内容の最終確認
(12)「Term and Condition(利用規約)」の確認と同意
(13)TOEFL iBT公式ガイドブック、模擬テスト集などの購入(任意)
(14)TOEFL iBT受験料の支払い
- 支払い方法は次の2つから選びます
- クレジットカード
- PayPal
(15)【完結】支払い確定後、登録済みのメールアドレスにETSから「確認メール」が届きます
- メールの件名:Your TOEFL Order Confirmation
- 送信元アドレス:EREG4_DO_NOT_REPLY@ets.org
TOEFL iBTのテスト前日から当日の流れ
テストセンター受験の場合
テスト前日
(1)テスト当日に必要な持ち物を準備・確認をしましょう
必要な持ち物 | 備考 |
---|---|
身分証明書 | TOEFL iBTの受験申込時に使用した身分証明書と同様のものを持参するようにしてください もし忘れた場合、テストを受けられないので注意してください |
予約番号(Appointment Number) | 利用可能な予約番号の表示方法は「ETSアカウント内 “今後のテスト(Upcoming Tests)”ページの内容を印刷したもの 」もしくは「ETS TOEFLの公式App(ダウンロードはこちら Apple Store、Google Play)の予約番号が記載されたページ」となります |
耳栓 | 任意(テストは一斉開始ではないので、テスト会場内でReadingやWritingを解答しているときに周りの方がSpeakingセクションで音声を録音している場合があります。周りの音が気になる方は持っていったほうが良いです。テスト会場では耳栓の配布はしていないです。) |
テスト中のノートテイキング用のメモ用紙と鉛筆はテストセンターが用意してくれるので、持参する必要はありません
(2)しっかりと睡眠時間を確保しましょう
睡眠時間とパフォーマンスには相関関係があるというエビデンスがあります
しっかりと睡眠をとり、テスト当日は万全の状態でTOEFL iBTに挑みましょう
テスト当日
(1)テストセンター到着(テスト開始30分前)
- 遅刻した場合は受験できず、受験料の返金もないので、テストセンターには遅くともテスト開始予定時刻の30分前には到着しましょう
- 試験は一斉開始ではなく、受付に到着した順にチェックイン・テスト会場内に案内されます(ゆじろべえは自分がReadingとListeningを解答している際に周りの人がSpeakingを解答しているのが嫌だったので、なるべく早めにチェックインしていました)
- 2023年3月13日よりマスク着用は任意です
(2)チェックイン
- 受付で身分証明書を提示します
- 身分証明書以外の荷物は鍵付きロッカーに入れます
- 身分証明書の確認をします
- 顔写真と音声録音をします
- 「Confidentiality and Regulations(機密保持と規制)」に関する文章を読み署名します
- 簡易な身体検査を受けます
- ノートテイキング用のメモ用紙と鉛筆を受け取ります
(3)いざテストへ
- 試験官が決められた座席まで案内してくれます
- 座席に座ったら、パソコン画面に表示されている個人情報を確認します
- マイク付きヘッドセットの確認をします
- テスト開始です(Reading –> Listening –> Speaking –> Writingの順で解答します)
- ノートテイキング用のメモ用紙が無くなった場合、スタッフにお知らせすると、使用済みのメモ用紙と交換で新しいメモ用紙が渡されます
(4)テスト解答終了後
- ReadingとListeningセクションの非公式のスコアが提示されます
- 全セクションの公式スコアの開示日が提示されます
- TOEFL iBTスコアを「Report(スコアを指定の大学院に送る/記録として残す)」か「Cancel(スコアを指定の大学院に送らない/記録として残さない)」のどちらかを選択します
- ノートテイキング用の紙と鉛筆を持って退席します
- テストセンターを退場する際には、ロッカーに預けた荷物を忘れないようにしましょう
(5)お疲れ様でした!
- 頑張った自分へのご褒美を買ってあげましょう
自宅受験の場合
テスト前日
(1)テスト当日に使用するTOEFL iBT専用のテストブラウザをインストールしましょう
- ETS – TOEFL iBT Websiteの「The premier test of academic English communication」ページにアクセスします
- 「Confirm your computer meets equipment requirement」右側の「+」をクリックします
- お使いのPCに合わせたテストブラウザをインストールします
(2)テストブラウザが作動するか確認しましょう
- インストールしたテストブラウザをクリック
- テストブラウザTopページの「Run Equipment Check」をクリック
- 「Congratulations! Your system has successfully passed the equipment check」と表示されたら準備完了です
システムチェック失敗時の対処方法
上記画像の5つのアイコンのうち、一つでも赤字で「×」の表記があれば、システムチェック失敗です。
「×」の表記のセクションの下に書かれているエラー理由を確認し、受験日前日までに問題を解決しましょう
問題を解決する際には、下記のETS – TOEFL iBT Websiteにアクセスし、「What to do if your equipment check has failed」をご参照ください
(3)試験日にオンライン試験監督者(Proctor)とコミュニケーションを取るために必要な「Guardian Browser」をインストールしましょう
- 下記のWebsiteにアクセスし、お使いのPCに合わせた「Guardian Browser」をインストールしましょう
(4)お使いのPCの言語設定を「英語」にしましょう
- テスト当日のオンライン試験監督者は英語を話しますので、使用機器のチェックをする際にPC言語設定を「英語」にするとチェックがスムーズですよ
(5)ETSが規定するテスト受験環境のチェックリストを確認し、テスト受験環境を整えよう
- テスト受験者以外誰も入ってこない静かで明るい部屋を準備しましょう
- できるだけ背中を部屋の入り口側に向けましょう
- テスト中は椅子に着席します(ベッド、ソファー、ラウンジチェアの使用は禁止です)
- マスクは使用禁止です
- イヤホン、ヘッドフォン、腕時計、その他アクセサリー類の着用は禁止です
- テスト前には必ずテスト受験環境に関する詳細を確認しましょう
(6)テスト用のノートテイキングの準備をしよう
- 自宅受験の場合、テスト用ノートテイキングは通常の紙と鉛筆・ペンを使用することができません
- 必ず次のどちらかを使用しましょう
- A3〜A4程度の卓上用ホワイトボード(1枚・両面利用可)と消せるマーカー(1本)
- A3〜A4程度の透明なシートプロテクターに入れた紙(1枚・両面利用可)と消せるマーカー(1本)
テスト当日
(1)身分証明書を準備しましょう(テスト開始30分前)
- TOEFL iBTの受験申込時に使用した身分証明書と同様のものを準備してください
(2)テスト受験環境の最終確認をしましょう(テスト開始30分前)
- 不正行為が疑われないようなプライバシーが保たれた部屋になっていますか?
- デスクにパソコン・キーボート、ノートテイキング用アイテム、身分証明書以外の余計なものは置いていませんか?
- ETSが推奨しているテスト受験に適した服装ですか?
(3)チェックイン(テスト開始10分前)
- 受験予約時間の10分前にETSから受信した「TOEFL iBT Test Appointment 」メールのテスト開始リンクをクリックしましょう
- 注意!テスト予約時間から15分以内に行わないとテストはキャンセルされます。受験料の払い戻しもありません
- チャットボックスのダウンロードボタンが表示されるので、ガイダンスに沿ってチャットボックスをダウンロードします
- 試験のガイドラインと利用規約への同意をします
- 本人確認のため、顔写真と身分証明書をカメラを通して撮影します
- オンライン試験監督者(Proctor)と一緒にテスト使用機器・テスト受験環境・試験のルールを確認します(オンライン試験監督者とのコミュニケーションは英語のみ使用可能です)
- オンライン試験監督者がETSテストブラウザーを起動し、テストにアクセスするためのExam IDとPasswordを入力してくれます
- ここから試験開始です!
(4)いざテストへ
- 自宅試験ではヘッドセットの利用は禁止です
- 試験中の飲食も禁止です
- テストの全セッションを通して、オンライン試験監督者は受験者を監視しています
- 試験中、集中しすぎて下を向きすぎてしますと、オンライン試験監督者のカメラから顔全体を確認できなくなり、注意を受ける場合があります。必ずご自身の顎から額までの範囲が、常にカメラに映るような姿勢でテストを受けるように注意してください
- テスト中にオンライン試験監督者に連絡する必要がある場合の対処は次の2つです
- 直接モニターに話しかけて応答を待つ
- 上記「技術的な問題が発生したら」に書かれている方法でチャットを送る
- オンライン試験監督者側から受験者にチャットが届くと、青いフクロウが上下に跳ねます
(5)テスト解答終了後
- ReadingとListeningセクションの非公式のスコアが提示されます
- 全セクションの公式スコアの開示日が提示されます
- TOEFL iBTスコアを「Report(スコアを指定の大学院に送る/記録として残す)」か「Cancel(スコアを指定の大学院に送らない/記録として残さない)」のどちらかを選択します
(6)お疲れ様でした!
- 頑張った自分へのご褒美を買ってあげましょう
TOEFL iBTのスコアレポート
TOEFL iBTのスコアレポート開示日
TOEFL iBTのスコアレポートは通常テスト当日から4〜8日後に開示されます
具体的なスケジュールはTOEFL iBT終了後にパソコン画面に提示されますので確認しましょう
TOEFL iBTスコアレポートの確認方法
TOEFL iBTスコアレポートの確認方法は次の3つがあります
- ETSアカウント
- 自宅送付(無料送付)
- 自宅送付(有料送付)
ETSアカウント
TOEFL iBTスコアレポートはETSアカウントから確認できます
ETSアカウント上ではスコアレポートをPDFファイルとしてダウンロードできますので、プリントアウトして保管することも可能です
自宅送付(無料送付)
TOEFL iBTテスト申込時にスコアレポートの取得方法として「オンライン+郵送」を選択された方は、プリントアウトされたスコアレポート1通が無料でご自宅に届きます
お住まいが日本国内の方はETSがスコアレポートを発送してからおよそ20日〜30日と時間がかかりますので、スケジュールに余裕を持ってTOEFL iBTを受けてくださいね
自宅送付(有料送付)
TOEFL iBTテスト申込時にスコアレポートの取得方法として「オンライン+速達郵送(追加$20 USD)」を選択された方は、プリントアウトされたスコアレポートがテスト当日からおよそ7日〜11日でご自宅に届きます
TOEFL iBT終了後でもETSアカウントから追加のスコアレポート送付を申請することはできます
テスト当日からおよそ23日〜35日で届く「Standard Shipping($25 USD)」とおよそ1週間程度で届く「Express Shipping($45 USD)」があります
TOEFL iBTスコア有効期限
TOEFL iBTスコアはテスト当日から2年間有効です
2年経つとETSアカウントからテストスコアを確認できませんし、希望先の大学院に送付することができませんのでご注意ください
TOEFL iBTスコアレポートの見方
TOEFL iBTスコアレポートは次の2つのスコアを提示しています
- Test Date Scores(ピンク色の枠)
- MyBest Scores(水色の枠)
Test Date Scores
Test Date Scores(ピンク色の枠)はTOEFL iBT受験日当日のTOEFL iBTのトータルスコアと各セクションの結果です
アメリカ大学院の入学申請時にこちらのスコアの提出を求めている大学院・学部が場合が多いです
MyBest Scores
MyBest Scores(水色の枠)は過去2年間に受験したTOEFL iBTの中で、各セクションのベストスコアを示した結果です
数は少ないですが、入学申請時にMyBest Scoresを申請可と認めているアメリカ大学院もあります
ETSがMyBest Scoresを申請可と認めているアメリカ大学院のリストを作成していますので、希望している大学院の状況を知りたい方はこちらをご参照ください
出願先大学院へのTOEFL iBTスコアレポート提出方法
出願先大学院へのTOEFL iBTスコアレポート提出申請方法は次の2種類があります
- TOEFL iBTテスト申込時の申請(最大4大学院まで無料送付可)
- TOEFL iBTスコア開示後の申請(有料)
TOEFL iBTテスト申込時の申請
TOEFL iBTテスト申込時に「Free Score Recipients」の画面でTOEFL iBTスコアレポート提出先大学院を最大4大学院まで選択して、無料でTOEFL iBTテストを送付することができます
提出先大学院の選択方法は次の4 Stepsです
(1)「Free Score Recipients」の画面では出願先大学院を検索するためのSearch Box(「Add a Score Recipient」)があるので、希望する大学院の学校名をSearch Boxに入れて出願先大学院を検索します
(2)検索結果から希望する大学院を選択します
(3)Search Box下に選択された大学院の情報が出るので、そこから希望する学部(Department)を選択します
(4)希望する大学院毎にStep(1)〜(3)を繰り返します(最大4大学院まで)
TOEFL iBTを受験してからアメリカ国内の提出先大学院がTOEFL iBTスコアレポートを受領するまでに最大30日かかる場合もありますので、TOEFL iBT受験日と入学申請スケジュールは注意してくださいね
TOEFL iBTスコア開示後の申請
TOEFL iBTスコアレポートはオフィシャルスコア開示後に希望の提出先大学院へ送付することもできます
こちらの方法は1通あたり$25 USDの追加料金が発生します
全セクションのオフィシャルスコアを確認してからTOEFL iBTスコアレポートを送付したいと思う方はこちらの送付方法をおすすめします
TOEFL iBTスコア開示後のTOEFL iBTスコアレポート送付手続きはETSアカウント上で行います
TOEFL iBTスコアレポート送付手続きをしてからアメリカ国内の提出先大学院がTOEFL iBTスコアレポートを受領するまでにかかる日数はおよそ15日程度です
TOEFL iBTスコアレポートの送付はテスト受験日から2年間であれば何度でも送付可能です
しかし、2年間を過ぎてしまうとTOEFL iBTスコアレポートは無効となってしまいますので、TOEFL iBT受験日と入学申請スケジュールは注意してくださいね
TOEFL iBTの対策方法
TOEFL iBTの対策方法をもっと知りたいという方はこちらの記事をどうぞ
- TOEFL iBT 単語・イディオム対策
- TOEFL iBT Reading対策
- TOEFL iBT Listening対策
- TOEFL iBT Speaking対策
- TOEFL iBT Writing対策
- 独学でTOEFL iBT対策
まとめ:TOEFL iBT成功の秘訣は「準備」です
TOEFL iBTのテスト内容/対策・受験日スケジュールなど事前準備をしっかりと整えたうえで、TOEFL iBTに臨むようにしましょう!
TOEFL iBTに関するよくある間違いについてもっと知りたいという方はこちらの記事をどうぞ
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