【TOEFL iBT対策:Readingセクション編#2】Factual Information and Negative Factual Information対策

TOEFL iBT

ゆじろべえの「アメリカ大学院留学のためのTOEFL iBT対策」シリーズへようこそ!

シリーズ第3弾の「TOEFL iBT Readingセクション編」は全8回にわたってReadingセクションの基本情報・設問パターン・タイムマネジメント方法などをお伝えします

Readingセクション編#2では、設問パターンの1つ「Factual Information and Negative Factual Information (FI/NFI)」にスポットライトを当て、

  • FI/NFIってどんな問題?
  • FI/NFIの対策方法ってある?

という人のために、TOEFL iBT Readingセクションの「FI/NFIの詳細と対策」を実際にTOEFL iBTスコアを使ってアメリカ大学院へ留学してPhDとMPHを取得したゆじろべえが解説します

TOEFL iBT目標スコアを獲得するために、「FI/NFI」についてしっかりと理解していきましょう!

ゆじろべえ

英語”非”ネイティブスピーカー。日本の地方大学を卒業後、「おもしろそう」というノリと勢いでアメリカへ。アメリカの大学からアシスタントシップ・スカラシップをもらいながらPhDとMPHを取得。現在は、日本の企業でせっせとお仕事中。

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Factual Information and Negative Factual Informationの特徴

Factual Informationの特徴

FIは特定のパラグラフで述べられている

  • Major Ideas(パラグラフの主旨)
  • Supporting Details(パラグラフの主旨をサポートしている文章)
  • Definitions(キーワードの定義)

を最も適切に示している解答選択肢を選択する問題です

解答選択肢は全部で4つあります

正解の解答選択肢はパラグラフ中に実際に記載されている「Major Idea」「Supporting Detail」「Definition」を示している選択肢となっています

残り3つの解答選択肢はパラグラフに記載のない内容もしくは実際に記載してある内容の反対の内容が記載されています

Negative Factual Informationの特徴

NFIは特定のパラグラフで述べらていない「Major Idea」「Supporting Detail」「Definition」を選択する問題です

4つの解答選択肢のうち、3つはパラグラフ中に実際に記載されている「Major Idea」「Supporting Detail」「Definition」を示している選択肢となっています

残り1つの解答選択肢はパラグラフに記載のない内容や実際に記載してある内容の反対の内容であり、これが正解の解答選択肢になります

Factual Information and Negative Factual Informationの見分け方

TOEFL iBT Readingセクションは設問パターン毎に解答方法が異なります

そのため、「いかに早く設問パターンを見極めるか」が制限時間内に全ての設問を解答して高得点を取るための鍵となります

Factual Informationの見分け方

FIの設問を見分けるには、設問内から次の2つのキーセンテンスを探しましょう

  • According to paragraph X…
  • Paragraph X answers which of the following…

設問にこれらのキーセンテンスが入っていたら、「FI」であると判断しましょう

FIの例題はこちら

Reference: ETS – TOEFL TestReady

上の例題を見ると、設問の冒頭に「According to paragraph 3」と書いてありますね

これがFIのサインです!

4つの解答選択肢のうち、1つだけParagraph3に記載されている「Major Idea」を示している選択肢となりますので、その解答選択肢を選ぶと正解になります

残り3つの解答選択肢はParagraph3に記載のない内容もしくは実際に記載してある内容の反対の内容ですのでご注意を!

Negative Factual Informationの見分け方

NFIの設問を見分けるには、設問内から次の2つのキーセンテンスを探しましょう

  • According to paragraph X, which of the following is NOT true?
  • In paragraph X, the author mentions all of the following EXCEPT:

設問に大文字で「NOT」「EXCEPT」が入っていたら、「NFI」であると判断しましょう

NFIの例題はこちら

Reference: ETS – TOEFL TestReady

上の例題を見ると、設問最後に大文字で「EXEPT」と書いてありますね

これがNFIのサインです!

4つの解答選択肢のうち、3つはParagraph1に記載されている「a feature of the city of Teotihuacan」の「Supporting Detail」を示している選択肢となっており、これらを選択すると不正解になってしまいます

残り1つの解答選択肢はパラグラフに記載のない内容や実際に記載してある内容の反対の内容であり、これが正解の解答選択肢になります

Factual Information and Negative Factual Informationの対策方法

FI/NFIの対策方法は次の5つです

  1. 設問文からキーワードを読み取ろう
  2. 解答選択肢を確認する前に、正解を想定しよう
  3. 解答選択肢に含まれる「単語」だけに注意を払わないようにしよう
  4. FIは不正解だと思う解答選択肢から削除しよう
  5. NFIは正解だと思う解答選択肢から削除しよう

1つずつ確認していきましょう

設問文からキーワードを読み取ろう

FI/NFIを速く&正確に解答するためには、設問文から「キーワード」を読み取りましょう

FI/NFIを解答するためにはパラグラフの内容を精査する必要がありますが、該当するパラグラフを上から下まで何回も読み直す時間はありません

設問文から特に重要だと思う「キーワード」を見つけ、その「キーワード」を頼りにパラグラフ内で解答のヒントになりそうな文章を素早く見つけ出しましょう

例えば、次のようなFIの設問があったとしましょう

“According to paragraph 3, how did scientists determine that a large meteorite had impacted Earth?”

この設問における重要なワードは「meteorite」と「impacted Earth」になりそうです

この2つのキーワードを頼りにパラグラフを読んでいくと、解答のヒントになりそうな文章を素早く見つけることができますよ

解答選択肢を確認する前に、正解を想定しよう

FI/NFIを解答する際には必ず自分の頭の中で「正しい解答」を想定してから解答選択肢を1つずつ確認するようにしましょう

不正解の解答選択肢はTOEFL iBT受験者をうまく騙すために巧妙に作られているため、一見すると正解の解答選択肢であるかのように思えてきます

例えば、パラグラフ中には「Aが原因でBが起こった」と書いてあるのに、解答選択肢には「Bが原因でAが起こった」といった、因果が逆転しているような選択肢などがうまく紛れ込んでいます

このようなトリックに騙されないためにも、次の4Stepsで正しい解答選択肢を導き出しましょう

Step 1:設問文をよく理解し、キーワードを読み取る

Step 2:キーワードを頼りに、パラグラフ内から答えのヒントになりそうな部分を見つける

Step 3:解答選択肢を見る前に、自分の頭の中で「正しい解答選択」を想定する

Step 4:解答選択肢の中から、想定した「正しい解答選択」と近い解答選択肢を選ぶ

「正しい解答」を予め想定してから解答選択肢を選ぶことで、正解率がぐっとあがりますよ

解答選択肢に含まれる「単語」だけに注意を払わないようにしよう

不正解の解答選択肢はTOEFL iBT受験者をうまく騙すために巧妙に作られています

例えば、パラグラフ中には記載の無い内容ですが、パラグラフ中に使われている単語をうまく解答選択肢に入れ込むことで、あたかもパラグラフに記載があるかのように受験者を惑わせてきます

このようなトリックに騙されないためにも、解答選択肢に書いてある「単語」だけに注意を払うのではなく、解答選択肢の「内容・意味」を理解するようにしましょう

Factual Informationは不正解だと思う解答選択肢から削除しよう

FIの場合、「正しい解答」を予め想定した後は解答選択肢を順番に確認して、「これは不正解だな」と思う選択肢を順に削除していきましょう

設問によっては正解の解答選択肢は文中に使われている単語をそのまま利用しておらず、文中の言葉を「Paraphrase(言い換え)」している場合があります

この場合、一見しただけでは100%の自信を持って解答選択肢を選ぶことは難しいですし、不安な気持ちから何度もパラグラフを確認してしまうと時間を無駄に消費してしまいます

そのような時は「正解かもしれないけど自信ないな」という選択肢は残しておき、「これは不正解だと自信を持って言える」という選択肢からどんどん削除していきましょう

Negative Factual Informationは正解だと思う解答選択肢から削除しよう

NFIの場合、正しい解答選択肢は次の2つのパターンです

  • パラグラフに記載のない内容
  • パラグラフに実際に記載してある内容の反対の内容

「パラグラフに実際に記載してある内容の反対の内容」はパラグラフから見つけやすいのですが、「パラグラフに記載のない内容」をパラグラフから確認するのは時間がかかります

NFIの場合は、解答選択肢から「実際に記載のある内容」を順に削除していきましょう

まとめ:設問パターンの特定が高得点の鍵に

TOEFL iBTのReadingセクションは設問パターン毎に解答アプローチが異なります

設問を読んで直ぐにどの設問パターンなのかがわかるように、設問の見分け方をマスターしましょう

アメリカ大学院への留学を目指して、ゆじろべえと一緒にTOEFL iBT対策を進めていきましょう!

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